2004/09/22

クリエイティブ・コモンズ iSession開始

デジタル時代の著作権のあり方として、活動が注目されるクリエイティブ・コモンズ。
めったに掲載しておりませんが、このBlogで使用するジャーニーマンのオリジナルの写真には、この場所での公開にはこのライセンスで公開を試みております。

Webでよくあるのは「直リンクは是か非か」という問題です。個人的には、オリジナルの商用コンテンツ(写真&テキスト)を配信する側としてましては、コストも、また、拙いながらも労力も費やしている著作物ですので、パブリッシングに貢献してくれる「ページリンク」は歓迎ですが、画像やテキストなどのページ内でのコンテンツに付いては、それを簡単に見ず知らずの方に無断で使用されてしまうことは、決して喜ばしい話しではありません。

ウチの場合は、ご紹介する宿の素晴らしさをお客様に伝えて、利用するか否かの判断に少しでも役に立ててもらいたいがために、そうしたコンテンツをWeb上で公開するのですが、あくまでもウチの商業行為の一環ですので、協力関係にない同業他社さんの営業に無償協力するために掲載しているわけではないのです。しかしながら、例えば、ウチを利用されたお客様が、個人的に楽しかったことをWebで伝えたい場合に、ウチの写真を使いたいというケースでは、どんどん利用していただいて構わない、むしろ光栄な話なのですが、そこから先の見ず知らずの方がアフェリエイト販売用に流用したといった実例も踏まえると、たとえ狭量と言われても、撮影&掲載を許諾していただいた宿側の肖像権の問題もあり、第三者の無断利用は、歓迎出来ない話です。でも、引用先として、ウチの名称とURLを明記してもらえるのなら、これは一種の広報となりますので、歓迎できることになります。

問題は、そうした引用先を明記してもらえるのか、あるいは無断使用に対して、法的な罰則を訴訟などの大げさなことをしなくても拘束力を持たせることが出来るのか、という点になります。

また、ジャーニーマンでは、【JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針】に対応するWebサイトの製作業務も請け負っておりますが、医療関係のクライアント先であった実例では、搬入業者の担当者から「ウチの上司が新規先へのプレゼンテーション用にそちらの医院のサイトの画像をダウンロードしようとしたら、落とせないのですがどうすればいいのですか?」と電話が掛かってきたというということがあったそうです。そちらのクライアントは、自サイトのオリジナリティを確保したいとのことで、保護対象の画像にはプロテクションを掛けた設計を施していたのですが、著作権認知の実態なんて、これが実情なのでしょう。

サイトのスムーズな閲覧には、プロテクション処置はどうしても「重いページ」になるか、特定環境(ファイアーウォールの設定)での閲覧不可が発生してしまうため、ウチでは使用したくないし、画像上にURLなどを埋め込むことも、美的観念からあまりしたくないのですが、上述のような問題が自分の知らないところで発生してしまいます。

現状のクリエイティブ・コモンズ(CC)は、実情的には、古来の日本にあった「鍵を掛ける代わりに、玄関に紙を貼り付ける」行為なのかもしれません。また、ジャーニーマンサイトで掲載するものは、条件合意の上で使用権を販売しているものもありますので、このCCを付けるのもいかがかなという状況下ですが、Webでデジタルコンテンツを配信する時、パブリック・ディレクトリで制約なく表現するには、理想的に行き着く先だと思えますので、その行く先を肯定的に見守りたいと考えております。

〜参考〜