2004/06/09

フルーツパーク富士屋ホテルの壁の謎




【新日本三大夜景はいかがですか?】
ご覧のとおりの見事な夜景です。このホテルの存在する笛吹川フルーツ公園は、新日本三大夜景に選出された日本の夜景・新名所です。「日本で二番目に古いリゾートホテル(ちなみに一番目は日光の金谷ホテルさん)富士屋ホテルのいちばん新しいブランチとして、平成9年にオープンしました。

【大農場の領主の館】
富士屋ホテルで初めての試みが随所に取り入れられたホテルで、いちばんの違いは、建物とインテリアにストーリー性を持たせたデザインを施したこと。テーマは「領主の館」。南欧の大農場主の館をイメージして、クラッシックな洋館を、葡萄、桃などのフルーツ出荷量で全国一を誇る甲府盆地東部地区を睥睨する、南面に開けた丘の上に築き上げる試みに挑戦したことでした。

【まだら吹きの外装は職人技】
イタリア・トスカーナ地方にも似るといわれる、この小高い丘の風景に、ノスタルジックでやさしいデザインのホテルを実現するために、外装のコンクリートを、わざと手吹きで、まだらに仕上げることにいちばん苦労したとのことです。通常、壁塗り職人さんは、一面をキレイに凹凸なく仕上げることにウデを磨いていらっしゃるので、わざと雑っぽく仕上げることには相当苦労したそうで、当初、建物北側の非営業エリアで何回も練習してから、表側の仕上げに挑戦されたとのこと。

【本物の欧州製家具と屋根瓦】
インテリアは、手すりや照明のブラケット類がドイツ製。使用感を漂わせるために、わざと銀色をエア吹きして、塗装の剥がれを疑似的に演出しています。ソファ類は、カッシーナ、アルフレックス、B&B Italiaなどのイタリア製品を使用。長いイス文化の国の製品は、やはりかけ心地が違います。個人的には、宿泊フロア(3F〜)のエレベーターホールにトンと据えられた、B&B製のラブソファは本当に欲しい!
屋根の「スペイン瓦」は、実はフランス製。玄関前のアプローチ一面のレンガは、排水性に優れたオーストラリア製で、非常にデリケートな素材だそうです。

【でも、やっぱり温泉】
こうして、西欧コンシャスなホテルは、実物もリアル西欧コンシャスなのですが、そこは日本のホテル、ちゃんと「温泉」があります。温泉に入っちゃうと、どーして日本人は寛いじゃうんでしょう?もちろん、まったく以て、リゾートの必需ですけど。

と、今回は、こちらのホテルのハード面の裏話をご紹介しました。ホテルからの案内で、ただ今は、近隣の万力公園で、ホタルが見られるシーズンとのことです!また、サクランボ狩りもシーズンのまっただ中。
そうそう、最近、某TV番組で《鑑定》された「クラッシック・キャッシュ・レジスター」は、玄関をくぐって右側の暖炉のあるロビー奥に、静かに飾られています。現物を見ると、すごい味わいの深さですが、どうぞ、ご自身の目で鑑定してみてください。